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ステロイドと「患者の知」

アトピー性皮膚炎のエスノグラフィー

ステロイドと「患者の知」
著者 牛山 美穂
ジャンル 福祉・看護・医療
出版年月日 2015/05/01
ISBN 9784788514256
判型・ページ数 4-6・224ページ
定価 本体2,100円+税
在庫 在庫あり

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ステロイドを恐れるのは「非科学的な行動」か「尊重すべき患者の選択」か?「科学的証拠」と「患者自身の経験」がすれ違うアトピー性皮膚炎治療における葛藤を日英の近代医療,民間医療,患者団体に長期インタビュー,「患者の知」を生かす方途を探る。
ステロイドと「患者の知」――目次

はじめに
本書で行った調査の方法

第1章 アトピー性皮膚炎治療の問題とはなにか
1 「疾患」から「病い」へ
2 アトピー性皮膚炎とは
3 アトピー性皮膚炎をめぐる言説

第2章 患者を取り巻くさまざまなセクター
1 専門職セクター、民俗セクター、民間セクターの3セクター
2 医療的多元論と補完関係

第3章 専門職セクター─標準治療・近代医療
1 日本の標準治療のガイドライン
2 治療のゴール
3 薬物療法
4 標準治療の問題点
5 標準治療からのアトピービジネス・脱ステロイド療法に対する批判
6 イギリスにおける専門職セクター

第4章 民俗セクター─民間医療
1 アトピー性皮膚炎治療における民間医療
2 イギリスにおける民間医療

第5章 中間カテゴリー─脱ステロイド医
1 脱ステロイド医とは
2 脱ステロイドを指導するようになったきっかけ
3 脱ステロイド医の治療のゴールと説明モデル
4 治療法
5 標準治療、民間医療に対する批判

第6章 民間セクター─患者団体
1 患者団体「アトピーフリーコム」
2 認定NPO法人「アトピッ子地球の子ネットワーク」
3 イギリスの患者団体「ナショナル・エクゼマ・ソサエティー」

第7章 「患者の知」をめぐって
1 イギリスとの比較によって見えてくること
2 科学的エビデンスと患者の知
3 科学的エビデンスと個別の文脈
4 アトピー性皮膚炎から見えてくる課題

あとがき



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