注意をコントロールする脳
神経注意学からみた情報の選択と統合

複雑化する情報社会。社会脳は「注意」という心の働きをどうコントロールしているのか? 知覚や記憶とどうかかわるのか? その制約とは? ワーキングメモリなどの研究を取り込んで新たな展開が始まっている注意の脳内メカニズム研究最前線への招待。
注意をコントロールする脳――目次
「社会脳シリーズ」刊行にあたって
社会脳シリーズ3『注意をコントロールする脳』への序
1 注意の時間窓 苧阪直行
注意とは何か
機能主義における注意
「現在」とは何か
注意の時間学
おわりに
2 注意の脳内メカニズム─歴史と最近の展開 越野英哉
はじめに
ブロードベントとフィルターモデル
情報処理資源としての注意
注意の制御(トップダウンとボトムアップ)
脳の視覚情報処理
空間的注意
視覚探索と特徴統合理論
反応競合と抑制
ワーキングメモリと注意
注意に関係する脳内ネットワーク
注意のトップダウンな調節
おわりに
3 視覚性ワーキングメモリの容量と注意制御 坪見博之
はじめに
視覚性ワーキングメモリの容量制約
視覚性ワーキングメモリ容量の単位
ワーキングメモリ容量の脳内メカニズム
ワーキングメモリ容量の制約と見えのパラドックス
4 注意し選択する脳─不要な情報を排除する脳 ─源 健宏・苧阪直行
はじめに
選択的注意に関する研究の歴史
初期選択と後期選択
選択的注意の負荷理論
負荷理論を支持する脳機能画像研究
ワーキングメモリ容量と選択的注意
ワーキングメモリ容量の個人差と選択的注意─認知神経科学研究
さまざまな認知負荷
今後の展望
5 複数の注意と意識、脳 松吉大輔
注意とは
注意を測る
二つの注意と脳
注意と意識
注意と意識の脳内メカニズム
三つ目の注意
6 注意性のマスキング 廣瀬信之
注意と見落としの関係
遍在する見落とし
オブジェクト置き換えマスキング(OSM)
OSMの説明理論
おわりに
7 注意の瞬きの脳内表現 木原 健
はじめに
注意と見落とし
注意の瞬きにかかわる後部頭頂葉の活動
経頭蓋磁気刺激(TMS)を用いた注意の瞬き研究
注意の瞬きの神経モデルと認知モデル
ネットワークとしての脳活動
おわりに
8 視覚情報の容量制約
─ピクチャースパンテスト(PST)を用いて 田邊亜澄・苧阪直行
はじめに
注意の容量
ワーキングメモリを測定する
ピクチャースパンテスト
おわりに
文献 (13)
事項索引 (?4?)
人名索引 (?1?)
装幀=虎尾 隆
「社会脳シリーズ」刊行にあたって
社会脳シリーズ3『注意をコントロールする脳』への序
1 注意の時間窓 苧阪直行
注意とは何か
機能主義における注意
「現在」とは何か
注意の時間学
おわりに
2 注意の脳内メカニズム─歴史と最近の展開 越野英哉
はじめに
ブロードベントとフィルターモデル
情報処理資源としての注意
注意の制御(トップダウンとボトムアップ)
脳の視覚情報処理
空間的注意
視覚探索と特徴統合理論
反応競合と抑制
ワーキングメモリと注意
注意に関係する脳内ネットワーク
注意のトップダウンな調節
おわりに
3 視覚性ワーキングメモリの容量と注意制御 坪見博之
はじめに
視覚性ワーキングメモリの容量制約
視覚性ワーキングメモリ容量の単位
ワーキングメモリ容量の脳内メカニズム
ワーキングメモリ容量の制約と見えのパラドックス
4 注意し選択する脳─不要な情報を排除する脳 ─源 健宏・苧阪直行
はじめに
選択的注意に関する研究の歴史
初期選択と後期選択
選択的注意の負荷理論
負荷理論を支持する脳機能画像研究
ワーキングメモリ容量と選択的注意
ワーキングメモリ容量の個人差と選択的注意─認知神経科学研究
さまざまな認知負荷
今後の展望
5 複数の注意と意識、脳 松吉大輔
注意とは
注意を測る
二つの注意と脳
注意と意識
注意と意識の脳内メカニズム
三つ目の注意
6 注意性のマスキング 廣瀬信之
注意と見落としの関係
遍在する見落とし
オブジェクト置き換えマスキング(OSM)
OSMの説明理論
おわりに
7 注意の瞬きの脳内表現 木原 健
はじめに
注意と見落とし
注意の瞬きにかかわる後部頭頂葉の活動
経頭蓋磁気刺激(TMS)を用いた注意の瞬き研究
注意の瞬きの神経モデルと認知モデル
ネットワークとしての脳活動
おわりに
8 視覚情報の容量制約
─ピクチャースパンテスト(PST)を用いて 田邊亜澄・苧阪直行
はじめに
注意の容量
ワーキングメモリを測定する
ピクチャースパンテスト
おわりに
文献 (13)
事項索引 (?4?)
人名索引 (?1?)
装幀=虎尾 隆