質的テキスト分析法

基本原理・分析技法・ソフトウェア

質的テキスト分析法
著者 U. クカーツ
佐藤 郁哉
ジャンル 心理学・認知科学・臨床 > 概論・研究法
出版年月日 2018/03/05
ISBN 9784788515604
判型・ページ数 A5・288ページ
定価 本体2,900円+税
在庫 在庫あり

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文字テキストを中心とする質的データ(インタビュー記録,フィールドノーツ等)を分析し,論文にまとめていく際の手順を具体的に解説。前提となる基本的な発想についても理論的背景から説き起こす。質的研究を志す全ての人々にとっての必読書!
質的テキスト分析法――目次

日本語版への序



謝辞

1章 質的データの分析─さて、いかにおこなうべきか?
  1.1 質的・量的の区別に関する論点整理
  1.2 質的研究法、量的研究法、混合研究法
  1.3 実際の研究において質的データを分析していく際の課題
  1.4 リサーチ・クェスチョンの重要性
  1.5 方法面での厳密性の必要性

2章 体系的な質的テキスト分析の源流
  2.1 古典的な解釈学
  2.2 グラウンデッド・セオリー
  2.3 古典的内容分析と質的内容分析
  2.4 質的テキスト分析に関する他の種類の実践的アプローチ

3章 質的テキスト分析の基本概念と作業プロセス
  3.1 質的テキスト分析に関する主要概念
  3.2 質的テキスト分析と古典的な内容分析における分析プロセス
  3.3 質的テキスト分析を開始する
    ─テキスト、メモ、事例要旨による初期段階の作業
  3.4 カテゴリーを構築する
  3.5 研究例

4章 質的テキスト分析における3つの主要な方法
  4.1 プロフィール・マトリクス─質的テキスト分析の基本概念
  4.2 3つの方法の類似点と相違点
  4.3 テーマ中心の質的テキスト分析
  4.4 評価を含む質的テキスト分析
  4.5 類型構築式テキスト分析

5章 質的テキスト分析におけるコンピュータ・プログラムの利用
  5.1 データの管理
    ─文字起こし、匿名化処理、チームワークの計画立案
  5.2 QDAソフトによる質的テキスト分析
  5.3 QDAソフトによる分析─上級編

6章 質の基準、研究報告書、研究プロセスの記録
  6.1 質的テキスト分析に関する質の基準
  6.2 研究報告・研究プロセスに関する記録の作成

7章 結 語

補論 質的データ分析の基本原理とQDAソフトウェアの可能性
    ─佐藤郁哉
  ? 序 論
  ? 質的調査の魅力と落とし穴─7つのタイプの薄い記述
  ? 翻訳プロセスとしての質的調査
  ? 質的データ分析における脱文脈化・再文脈化と定性的コーディング
  ? 紙媒体でおこなわれる質的データ分析
  ? QDAソフトの概要と特長
  ? 質的調査の「質的転換」の可能性
  ? QDAソフトだけではできないこと
    ─質的調査のアート&サイエンス

訳者あとがき

引用文献
人名索引
事項索引

  装幀=新曜社デザイン室

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