質的心理学研究 第17号
特集 レジリエンス

著者 | 日本質的心理学会 編 |
---|---|
ジャンル | 心理学・認知科学・臨床 > 概論・研究法 |
シリーズ | 質的心理学研究 |
出版年月日 | 2018/03/20 |
ISBN | 9784788515550 |
判型・ページ数 | B5・256ページ |
定価 | 本体3,000円+税 |
在庫 | 在庫あり |
社会情勢に呼応し急速に発展するレジリエンス研究。レジリエンスを“回復力”といった個人の特質ではなく,環境との相互作用の結果と捉え,その生成過程をどのように記述するのかが問われている。特集では異なるアプローチによる挑戦的な論考3本を収載。書評特集でも取り上げ,拡大する概念を捉えなおす。
質的心理学研究 第17号――目次
巻頭言 永田素彦 スタンダードを超えて
特集:レジリエンス
(責任編集委員:松嶋秀明・伊藤哲司)
■安藤成菜・松本光太郎
「ろう者の行動・生活実践」に「立ち会う聴者」の観点から探るろう文化と聴文化
■花嶋裕久
ひきこもりの息子をもつ親の体験プロセス
─ひきこもりへ移行してから危機的状況を脱するまで
■平野真理・綾城初穂・能登眸・今泉加奈江
投影法から見るレジリエンスの多様性
─回復への志向性という観点
一般論文
■渡辺恒夫
他者になる夢の現象学的解明
─フッサール志向性論に基づく主題分析
■上原美穂
外国籍生徒の学校適応と進路選択
─日系人青年の語りから
■中川善典・桑名あすか
民芸・民具の作り手のライフ・ストーリー研究
─高知県芸西村の竹の子笠を事例として
■香川七海
教室において生活のリアリティを問うということ
─テレビドラマ『鈴木先生』の映像分析を事例として
■大瀧玲子
成人期にある知的障害を伴わない発達障害者のきょうだいの体験に関する一考察
─ある姉妹の「羅生門」的な語りの分析からきょうだいの多様性を捉える試み
■水谷亜由美
幼児はいかに友達と食べ物を分かち合うか
─「森のようちえん」のお弁当場面にみる食の自律性
■浅井亜紀子
職業アイデンティティ・ショックと対処方略
─来日インドネシア人看護師候補者の自己をめぐる意味の再編過程
■横山草介
「意味の行為」とは何であったか?
─J. S. ブルーナーと精神の混乱と修復のダイナミズム
BOOK REVIEW
■《書評特集》? レジリエンス
「レジリエンス」ってなんでしょう?(松嶋秀明)
「心」の問題にとどまらないレジリエンス概念の広がりを(評:伊藤哲司)
枝廣淳子(著)『レジリエンスとは何か─何があっても折れないこころ,暮らし,地域,社会をつくる』
非行からの立ち直りにリジリエンスはどう作用するのか(評:河野荘子)
S. T. ハウザー・J. P. アレン・E. ゴールデン(著),仁平説子・仁平義明(訳)
『ナラティヴから読み解くリジリエンス─危機的状況から回復した「67分の9」の少年少女の物語』
悲嘆を科学する(評:川野健治)
G. A. ボナーノ(著),高橋祥友(監訳)『リジリエンス─喪失と悲嘆についての新たな視点』
ある若手医師のリジリアンス(評:小森康永)
F. モラン(著),改田明子(訳)『がんサバイバー─ある若手医師のがん闘病記』
万華鏡の光と陰(評:矢守克也)
清水美香(著)・山口和也(写真・絵)『協働知創造のレジリエンス─隙間をデザイン』
しなやかな復活力(評:やまだようこ)
A. ゾッリ・A. M. ヒーリー(著),須川綾子(訳)
『レジリエンス 復活力─あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何』
編集委員会からのお知らせ
『質的心理学研究』規約
投稿に際してのチェックリスト
『質的心理学研究』特集と投稿のお知らせ
英文目次
『質的心理学研究』バックナンバー
表紙デザイン 臼井新太郎
巻頭言 永田素彦 スタンダードを超えて
特集:レジリエンス
(責任編集委員:松嶋秀明・伊藤哲司)
■安藤成菜・松本光太郎
「ろう者の行動・生活実践」に「立ち会う聴者」の観点から探るろう文化と聴文化
■花嶋裕久
ひきこもりの息子をもつ親の体験プロセス
─ひきこもりへ移行してから危機的状況を脱するまで
■平野真理・綾城初穂・能登眸・今泉加奈江
投影法から見るレジリエンスの多様性
─回復への志向性という観点
一般論文
■渡辺恒夫
他者になる夢の現象学的解明
─フッサール志向性論に基づく主題分析
■上原美穂
外国籍生徒の学校適応と進路選択
─日系人青年の語りから
■中川善典・桑名あすか
民芸・民具の作り手のライフ・ストーリー研究
─高知県芸西村の竹の子笠を事例として
■香川七海
教室において生活のリアリティを問うということ
─テレビドラマ『鈴木先生』の映像分析を事例として
■大瀧玲子
成人期にある知的障害を伴わない発達障害者のきょうだいの体験に関する一考察
─ある姉妹の「羅生門」的な語りの分析からきょうだいの多様性を捉える試み
■水谷亜由美
幼児はいかに友達と食べ物を分かち合うか
─「森のようちえん」のお弁当場面にみる食の自律性
■浅井亜紀子
職業アイデンティティ・ショックと対処方略
─来日インドネシア人看護師候補者の自己をめぐる意味の再編過程
■横山草介
「意味の行為」とは何であったか?
─J. S. ブルーナーと精神の混乱と修復のダイナミズム
BOOK REVIEW
■《書評特集》? レジリエンス
「レジリエンス」ってなんでしょう?(松嶋秀明)
「心」の問題にとどまらないレジリエンス概念の広がりを(評:伊藤哲司)
枝廣淳子(著)『レジリエンスとは何か─何があっても折れないこころ,暮らし,地域,社会をつくる』
非行からの立ち直りにリジリエンスはどう作用するのか(評:河野荘子)
S. T. ハウザー・J. P. アレン・E. ゴールデン(著),仁平説子・仁平義明(訳)
『ナラティヴから読み解くリジリエンス─危機的状況から回復した「67分の9」の少年少女の物語』
悲嘆を科学する(評:川野健治)
G. A. ボナーノ(著),高橋祥友(監訳)『リジリエンス─喪失と悲嘆についての新たな視点』
ある若手医師のリジリアンス(評:小森康永)
F. モラン(著),改田明子(訳)『がんサバイバー─ある若手医師のがん闘病記』
万華鏡の光と陰(評:矢守克也)
清水美香(著)・山口和也(写真・絵)『協働知創造のレジリエンス─隙間をデザイン』
しなやかな復活力(評:やまだようこ)
A. ゾッリ・A. M. ヒーリー(著),須川綾子(訳)
『レジリエンス 復活力─あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何』
編集委員会からのお知らせ
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投稿に際してのチェックリスト
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表紙デザイン 臼井新太郎