カルチュラル・インターフェースの人類学

「読み換え」から「書き換え」の実践へ

カルチュラル・インターフェースの人類学
著者 前川 啓治
ジャンル 文化人類学・宗教・社会誌
出版年月日 2012/08/20
ISBN 9784788513013
判型・ページ数 A5・266ページ
定価 本体2,400円+税
在庫 在庫あり

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グローバリゼーションによってすべてが問い直されている現在,「文化」はいかに書かれうるか。「インターフェース」という視座から文化の構造と動態に迫り,「人種」,宗教,民族,開発,時間・空間などを「境界」から明らかにする,新しい民族誌の試み。
カルチュラル・インターフェースの人類学─目次

はじめに ― 文化の構築とインターフェースの再帰性 前川啓治
 ?部 「読み換え」から「書き換え」への実践? ― エリートの表象を超えて
1章 ニューギニア高地における白人性の獲得
    ― 脱植民地期におけるキリスト教の実践 深川宏樹
2章 文化接合としてのミメシス
    ― ソロモン諸島の宗教運動にみる正統性の希求 石森大知
3章 一義化と両義性から考える仏教徒たちの歴史と視点
    ― 現代インドにおける改宗運動とマルバット供犠 根本 達
 ?部 「読み換え」から「書き換え」への実践? ― 民族カテゴリーを超えて
4章 カテゴリーの成員性
   ―「外国人」と名づけられた生徒たちの名乗り 井上央子
5章 アイヌ民族と共生/連帯する人びと 関口由彦
 ?部 「読み換え」/「書き換え」の実践へ ― 開発の枠組みを横断する
6章 援助機関文化と人類学のインターフェース
    ― ある開発援助事業から人類学のあり方を考える 真崎克彦
7章 「まちづくり」的感性のつくられ方
    ― 地域ブランド商品の開発プロジェクトを事例として 早川 公
 ?部  展開 ―「情報」としての文化へ
8章 民俗儀礼の示標性と文化変容
   ― 白鳥地区古式祭礼をめぐって 松田俊介
9章 薬剤と顕微鏡
   ― ガーナ南部における疾病概念とモノの布置 浜田明範
10章 食肉産業にみる商品の感覚価値
    ― 沖縄における豚肉の均質化と差異化 比嘉理麻
11章 文化接触の場としての労働空間
    ― 在トンガ王国日系企業の事例から 北原卓也
 おわりに
 引用文献
 索  引

 装幀 ― 虎尾 隆

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