緩和ケアのコミュニケーション

希望のナラティヴを求めて

緩和ケアのコミュニケーション
著者 S. レイガン
改田 明子
ジャンル 心理学・認知科学・臨床 > 臨床
出版年月日 2013/10/01
ISBN 9784788513563
判型・ページ数 4-6・336ページ
定価 本体3,600円+税
在庫 在庫あり

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重篤な患者,終末期患者の身体的,精神的な苦しみと痛みを理解し,軽減する患者中心主義のアプローチとは? 患者本人とその家族,医療従事者全員が参加する緩和ケアのコミュニケーションについて,理論と具体的な実践の両面から詳細に述べたはじめての本。
緩和ケアのコミュニケーション――目次

まえがき
序  文
謝  辞

1緩和ケアのコミュニケーション
アメリカ流の死―静寂の中で死にゆくこと
西洋医学と人間的な苦しみの無視
緩和ケアのコミュニケーションへの理論的なアプローチ

2緩和ケアの歴史と実践
ホスピスと緩和ケア小史
緩和ケアとは?
緩和ケアの特徴
緩和ケアの理論的根拠
緩和ケアにおけるコミュニケーションの重要性

3患者の視点
病いのナラティヴ再考
診断・再発・予後
医師とのコミュニケーションをやっと手に入れる
意思決定と生活の質(QOL)
病気を治すことを目指した治療の継続と緩和ケア
オンライン・サポート・グループ
医師とのやりとり―コントロールの欠如
患者の身体とその解釈者
SPIKES法による患者とのコミュニケーション
痛  み
相互的な苦しみ―家族の負担についての不安
結  び

4医師の視点
ある事例
概観―医学の背景
医療情報の開示、意思決定、医師・患者間の情報交換
病気の予後
「悪い知らせを伝えること」に関する研究の知見
緩和ケアの実践を妨げるもの―医療的社会化、情緒的混乱、ストレスと燃え尽き
ある医師による緩和ケアにおけるコミュニケーションの実践―事例研究

5家族/介護者の視点
診断/予後の受け入れ
意思決定をして、治療に協力する
医師とのコミュニケーション
希望を位置づける、あるいは希望をリフレーミングする
相互的な苦しみ―介護者の重荷と不安
生活の質(QOL)
介護のストレス
痛みの管理
精神的労働と身体的労働
経済的な問題と負担
家族の葛藤と緩和ケア
家族のコミュニケーションと話し合い
死という出来事
死のときの、ケアとスタッフとのコミュニケーションへの満足
死別と支援の移行
結  び
付  記

6医療チームの視点
チャプレン職
心 理 士
ソーシャルワーカー
看 護 師
コミュニケーションの難問
構  造
チームワークを妨げるもの
チーム内で行われる紹介
患者との関係構築
自己ケアの維持

7著者たちの声
サンドラ・レイガン
サンドラ・サンチェス-ライリー
ジョイ・ゴールドスミス
イレーヌ・ウィッテンバーグ-ライルス
訳者あとがき
文  献  (7)
事項索引  (4)
人名索引  (1)
  装幀=難波園子

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